とちの木ショートステイ(仮称)施設整備についてプロポーザルを行いますので広告します。
平成18年12月14日 社会福祉法人輝風会 理事長 相坂 功
1 目的 天然の木材と素朴な土を生かした「とちの木ショートステイ(仮称)」の施設整備により利用者にやさしい施設造りと社会福祉の増進及び社会福祉法人輝風会の発展に資することを目的にします。
2 施設の概要、規模 新潟市巻甲1719ー3(敷地 約1,636平方メートル)、ショートステイ2ユニット(定員20人)、デイサービスセンター定員18人の予定。
3 整備予定事業 施設整備、介護機器、厨房機器の3種に分けて行います
4 予定総額 100,000千円程度
5 参加資格 施設整備については新潟市内に事業所を有する常用雇用50人未満の企業。
6 発注者説明会 平成19年1月13日(土)10時 場所:新潟市巻ふれあい福祉会館301・302
7 受注希望者提案申込受付締切 平成19年1月20日(土)
8 受注希望者提案の発表 平成19年2月17日(土)10時 場所:新潟市巻ふれあい福祉会館、発表306、控え室303
9 審査方法、審査基準 発注者説明会において説明致します
10 受注者順位決定
11 契約交渉開始 不調の場合、次点の提案者と交渉
12 契約の締結
13 その他
・プロポーザルの提案に係る費用は提案者の負担とします。
とちの木ショートステイ(仮称)施設整備説明会
とき:平成19年1月13日 (土) 10時〜12時 場所:新潟市巻ふれあい福祉会館301・302
説明会次第
開会
1.あいさつ
2.審査方法、審査基準について
3.とちの木ショートステイ(仮称)施設整備の説明
・基本構想
ショートステイをなぜ建設するのか
どのようなショートステイをめざすか
・施設整備の必要要件および提案
施設例,必要面積,関係法令など
・厨房機器について
・介護機器に関して
4.提出書類について
5.今後の予定
6.質疑応答
閉会
審査方法、審査基準等について
1.プロポーザル方式について
福祉施設建設は単純な土木工事とは性格が異なり、机上の計算で規定通りの予算額を決定して行う一般入札はそぐいません。具体的には、
・福祉施設は、多くの利用者がよりよい生活を気持ちよく過ごせることが大切です。
・介護の内容と方法、職員の仕事も複雑多様です。
・機能性、合理性、伝統文化および創造性を生かした施設にしたい。
など、福祉施設には多くの要素と新しい工夫が求められます。ゆえに、発注者と建設関係者の創意と工夫があふれる提案を必要とします。また、建設関係者の知識や経験を活かした施設案も大切です。そのためには、広くかつ公平に呼びかけ、多くの魅力ある提案を募集することが、利用者への責任と考えます。
以上のことから、本法人が説明会を開催して提案を公募し、応募業者がプロポーザル方式の趣旨を十分に理解し、優れた提案を行うことを期待します。
2.審査方法
以下の方法により理事会による審査を行います。
提案申込締切: 平成19年1月20日(土)当日消印有効
提案希望者は、提案会社名、提案者名、参加予定者名を社会福祉法人輝風会理事長・相坂功宛に郵送して下さい。
提案者発表会: 平成19年2月17日(土)10時から
場所: 新潟市巻ふれあい福祉会館。発表306号室、控え室303 号室
発表方法: 発表時間および順番等については、提案申込受付締切後に理事会で検討し、2月5日までに通知します。会場には液晶プロジェクタおよびPowerPointまたはKeynoteの利用できるノートパソコンを用意しますが、パソコン等については、発表者が用意してもかまいません。
提案書類の提出: 限られた発表時間で評価することは不十分です。
提案書、施工方法、仕様書、予定価格(見積もり)、建築実績のわかるものなどを総合的に審査します。
3.審査基準
実現可能性: 工事費用、建築基準、計画および工事の技術的可能性、実績。
要件事項: ショートステイ・デイサービスセンターとして必要な面積、寸法、設備など関係法令などを満たしていること。
コンセプト: 「とちの木ショートステイ」のコンセプトを生かした設計・提案。
その他: アフターケア、建築責任など施設整備にたいする理解とサービス。
4.参加資格
本事業に参加するには、以下の項目を満たす法人とします。
施設整備については新潟市内に事業所を有する常用雇用50人未満の法人。
本事業の公正な審査を妨げない法人。
社会福祉法人輝風会事業に理解のある法人。
5.今後の予定
・提案書の評価、受注者順位決定
・契約交渉開始、計画案の確定、契約の締結
・工事着工、解体撤去(そよかぜ児童クラブ、大型木製遊具、舗装等)
・「とちのき(写真)、巻甲1569番地1」の搬入、小屋解体
・上棟
・工事竣工 平成20年2月末
・開所 平成20年4月1日
基本構想について
春風デイサービスセンターは平成10年の開設以来、9年目を迎えます。 介護保険の理念である「利用者主体」、「高齢者の自立支援」、「利用者による選択(自己決定)」を「絵に描いた餅」にせず、日々実践し、高齢者の皆様が「介護が必要になっても住み慣れた地域で暮らし続けたい」の思いを春風ホームヘルプサービス・春風デイサービスセンターで応えてきました。 その経験を活かし、宿泊できるショートステイ(短期入所施設)を開設することにより、多機能型のサービス提供ができる(多様なニーズに一体的に応えられる)法人として、巻地区の在宅介護を支えることができると考えます。
1. ショートステイをなぜ建設するのか
巻地区では平成17年度に通所介護(30名)、通所リハビリ(25名)が新規開設され、合わせて170名が利用できるデイサービスの施設があります。しかしながらショートステイは特養併設で33床にとどまっています。要介護者のデイサービス利用を機会に介護度が重くなるにつれショートステイの利用も多くなってきます。 春風デイサービスセンター利用者のショートステイ利用率は33%となっています。巻地域170名のデイ利用者であれば56床のショートステイが必要と考えます。 現在、潟東地区や弥彦村のショートステイを利用されている方も大勢います。 利用者や家族からは「慣れた職員がいる春風にショートステイがあれば」の声が聞かれます。 平成18年4月の介護保険改正により、新たに介護予防サービスが導入されました。ショートステイに併設のデイサービスを開設することにより、既存の春風デイサービスセンターは介護予防を中心としたデイサロンに生まれ変わり、予防重視の実践に取り組めると考えます。
2. どのようなショートステイをめざすのか
社会福祉法人輝風会は、これまで風の子保育園、春風デイサービスセンターの建設にあたり、木造でぬくもりのある建物を作ってきました。施設を利用する高齢者、子どもはもちろんですが、そこで働く職員も居心地の良い、暮らしやすい場所であってほしいと考えます。
具体的には
・家庭的な雰囲気の中、ぬくもりの感じられる介護の実践。
・ユニット型ショートステイの利点を生かし「その人らしさ」を支える介護の実践。
・個別化を重視し、個人の尊厳が守られ、プライバシーに配慮した介護の実践。
・利用者どうしや職員とのなじみの関係が築けるよう配慮します。
・地域の人たちの暮らしの声が聞こえ、地域で暮らしている実感が得られるような交流を心がけます。
ホールの「とちの木」の周りに人々が集い、語り合い、ゆったりと時を過ごせる居心地の良いショートステイ利用者と毎日元気に通ってくるデイサービスセンター利用者、地域の人々や保育園の子どもたちとのほどよい関係を築きながら地域の法人として皆様から愛されるショートステイ作りをめざしたいと考えます。
シンボルツリー「とちの木」鎮座 2007.7.19